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2008.4.15 イタリアからの送りもの???

F1を始めとするモータースポーツも開幕し、世界中で2世ドライバーの活躍が期待されていますね。
年々出場するドライバーの年齢も下がり、今やF1界も20代前半でデビューするのが当たり前の時代となりました。
時代やマシンが変化したとは言え、最近はどの焦点でレースを見れば面白いのか判らなくなる事が多々あります。

自動車レースとは一体何でしょうか?

冷静に歴史を振り返って見るとレース自体は元来(ジェントロマンスポーツ)から始まっています。

(ジェントロマンスポーツ)って何?
まあ簡単に説明するとお金持ちの遊びのひとつであり、自動車という道具を使い遊んでいたが、やがてその遊び事が、時代の波に乗り(世界の自動車需要)、欧州を始めとする様々なメーカーが技術開発と商品アピールの為にレース参戦しモータースポーツのマーケットを開いて来た。
そのレースというステージで生み出された技術や商品が一般に浸透して行き、人々の暮らしが豊かになり発展して来た歴史があります。

ところが、時代が進むにつれどうでしょう?
今や中国を始めとする(東南アジア)の急速な発展は著しいものです。
人口比率も高いので、自動車やバイクの消費量もハンパな数ではないのです。
当然、ガソリンだって限りがある訳ですから???やがてなくなります。
燃料が無くなると共に、温暖化や様々な公害が必然的に生まれて来る事も事実です。

こうした問題を真剣に取り入れながら技術開発をし、その中でのモータースポーツ(競技)をすればもっと面白くなるのでは???
例えば大気中の花粉を燃料にして走るレーシングカーとか!!!ね。
冗談だろ・・・みたいな話・・・しかし・・・それに近い事は・・・そう・・・昔やっていた様子ですね。
イタリアからのニュースです。

昔話ですが、すべて事実です。
アルファがレースでもっとも輝いていた頃の変り種マシン。
ツインエンジンで73年前に300Km以上の最高速は出せるが、当時はタイヤが280Kmまでしかもたないというお馬鹿たちを見てきました。
前後ツインはそれぞれ前輪と後輪を担当するレベルなので理解できますが?
左右ツインエンジンの方は別々のミッション、プロペラシャフトで右後輪担当と左後輪担当に分かれて駆動するので、コーナリング時はどちらかのクラッチ操作を足ですることによりデフの役割をし、スロットルは船のように手動レバー、左右のクラッチペダルの間の丸いノブがおそらくブレーキ、軽量化のため燃料ポンプがないので45秒に一回手動ポンプレバーをしゅこしゅこ動かしマシンコントロール。
こんな操作をしながら、細いタイヤとプアなドラムブレーキで500馬力以上のパワーのマシンでレースする昔のドライバーは死んで当たり前だと思うと同時に、たいしたテクニックだと感動した次第です。
こんな事してた訳だけど、当時は超真剣勝負していたのだろうねー(運転技師だね)凄い発想力。

ケド、ほんの73年前そこらの話しなんだよねーこれが!
過去の歴史があって現代に継承されているんだねー(ウーン納得)
今回もお付き合いありがとうございました。次回はどんな話しようかねー

By藤田ピョン

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