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2007.4.9 シビック「新型タイプR」サーキットテスト
3/30に発売された「新型シビックタイプR」サーキットテストを(HONDA Cars AKI TAKATA)さんのご協力により、4/4、5日に広島県のTSタカタサーキットにて藤田ピョンが走行テストを行いました。
ご覧のように「ピュアスポーツモノフォルム」がホンダさんのテーマらしく、空気を流す面とシャープなエッジでバンパーやボンネットも構成され、Cd値の低減を狙っている。
シビックタイプRにふさわしいデザインで、リアースポの形状もGoodです。
タイヤは専用18インチタイヤ(ポテンザRE070 225/40R1818Y)を採用、実はこの070はインプレッサでも採用されたラジアルタイヤですね。
スペック的には問題なしです!
エンジンはK20A iVTEC。 
従来のモデルに比べ、吸排気効率と圧縮比を向上させ225PSを達成。
サクションパイプ部分はテーパー形状となっており、吸入効率を上げNSX製法へッドポート処理の伝承により、ポート表面を滑らかにし、実用域のトルクを向上してる。
またドライブバイワイヤの採用により出力とレスポンスの両立が可能となっている。
サーキット走行時のアクセルコントロールは絶妙な感じ。
シビアな領域でのコントロールが従来のドライブバイワイヤよりもリニアに反応してくれる。
従来のモデルに比べ格段に◎です。
専用メーターパネル「i-VTEC/REVインジケーター」は、マルチプレックスメーター(自発光/レッド照明)の配置を活かし、サーキット走行などの高速走行時でも視線移動を少なく、運転に集中でき、シフトポイントを赤いランプの点灯で表示。
また、ステアリングホイール3本スポーク小径楕円本革巻、アルミ製・球形シフトノブ、ショートストローク・スポーツシフト、メタル製スポーツペダル&フットレスト、エンジンスターターボタンなどを採用。ショートストロークのシフトとオルガン式アクセルペタルはドライバー的に最高の装備です。
これを求めていましたホンダさん。
「Honda R specシート」は、ドライバーを面全体で包むように高い次元でホールドし、ドライビングをサポートする。
サーキット走行中の硬さも、従来のレカロよりもホールド感あり。
国産でこのクオリティーは拍手です。
高速移動中での突き上げ感も極めて少ない感じです。
17インチのブレンボ社製のアルミ製対向4ポットキャリパーを採用(フロント)。
専用セッティングのEBD付きABSを採用。
ウェット路面でもガンガン踏めます。
専用サスペンションと18インチタイヤ、トルク感応型ヘリカルLSD、サスペンションは、強化ダンパー(前・後)による高い減衰力や、スタビライザー径のアップ、ばね定数アップなどにより優れたスタビリティーが確保されています。
4/5 午前9:30分、路面状態がセミウェット状態にも関わらずコースイン。
最初に感じるのが、クロスレシオされたミッション。
シフトノブも球タイプとなり、ショートストロークシフトも抜群な感じ、極めて高いボディ剛性を活かしコースイン2周目からタイムアタック。
ローター径も大きくなり1270Kgの車体もライトウェイトな感じで全く問題なし。
ボディー剛性が高い為、小さいコーナーではフロントがイマイチ入らない?リアーのロールスピードを調整する為にまずはタイヤ空気圧を調整。
再びコースイン。リアーのロールスピードを確認。
これならOKかも?再びピットイン、今度はフロントA/Pを調整。
18インチ専用タイヤだがミニサーキットでのスピード領域からすると車重に対してのタイヤ荷重がオーバースペックかも?規定のA/Pよりもかなり低めにセット。
減衰調整がダンパーでできれば楽ですが、今回は販売店仕様(新車スペック)でのセットなので、調整できるのは乗り方と、A/Pの調整ぐらいです。
方向性が決まったところで再びコースイン。
しかし路面はセミウェット状態でしたが外気温も低いし一発アタック。
ブーンキュルキュル。エアーを下げた状態で動きも良くなり、タイムはセミウェット状態にもかかわらず65.9でした。
まあー、世間で言う(ドノーマル)状態でこのタイムで走れるのでビックリ!
基本性能の高さには驚きました、さすがHONDAさんのクルマですね。
TSタカタサーキットの6コーナー7コーナーでボディ剛性の判断をしていますが、ハッキリ言ってレーシングボディーでした。
メーカーさんだってやる気になればできるじゃーねーかって感じです。
ボディー補強って結構大変ですからね?
15年以上前にEF系のCRXやCIVICに始めて乗って楽しいと思ったとき以来の感動がありました。
現代版のライトウェイトスポーツカーここにアリです。
噂では2008年からこのFD2の車輌を使用しCIVICレースが復活するようです。
是非すばらしいワンメイクレースを開催してほしいですね。
ティーワールドでも新型タイプR用パーツの開発をスタートいたしました。(ブレーキ、ダンパー、車高調整キット)等 また新型シビックタイプRの試乗車を(HONDA Cars AKI TAKATA)さんにてご用意しております。
0826-45-2173にてお問い合わせして下さい。
久々に乗って楽しい車でした。
メーカーさんの進化ってすばらしいですね。

By藤田ピョン

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